どうしてこうなった、音部記号。
ここまで、ヘ音記号、ト音記号、ハ音記号という3つの音部記号について書いてきました。
おんぶ・抱っこの、おんぶ記号じゃないよ。
音部記号だよ。
この子たち、どうしてこんなヘンテコリンな形をしているのでしょう。
今回はその由来を整理します。
もともとは・・・
アルファベットでした。
全部。
前回までの記事で書いたように、
・ヘ音記号はへ音(ドイツ音名でF)の場所を指している
・ト音記号はト音(ドイツ音名でG)の場所を指している
・ハ音記号はハ音(ドイツ音名でC)の場所を指している
記号です。
で、もともとは
・ヘ音記号→Fの形
・ト音記号→Gの形
・ハ音記号→Cの形
をしていました。
は?と私も最初は思いました。
でも、そうなのです。
は?と思っても、そうなのです。
先人たちが色々試してきた結果、今の形に落ち着いたのです。
変遷を頑張って描きました。
じぶんで!
それがこちら!
はいっ!
ヘ音記号のテンテンは、左から3つ目、超初期からあったの。
ト音記号のグルグルの書き始めは、最初からずっと同じ位置にいるの。
ハ音記号はずっと「どーだ!」って真ん中にいるのよ。
で、出来上がったハ音記号だけど、略記3種が使われることも多いの。
(正式なのが書いてある楽譜もあるけど、ちゃんと書くのは面倒くさいから)