コードってなんぞや
前回の記事のあと、また友人から質問がありました。
「コードってなんぞや。」
解→ <コードネームは和音を表す記号>
バーコードなら知ってる、値段登録するときにピッってするやつ。
ジャンルによって使われる音名の種類が色々ある、という話をしました。
で、コードは英語のchord、日本語でいうと「和音」
みんな「コードコード」っていう、あの楽譜の上に書いてあるアルファベットを「コードネーム(chord symbol)」っていうの。
「へー!!」
コードネームは、和音を表す記号なの。
「うん、Cならドミソを使うとかいうやつね。よくわかんないけど。」
そうそう。よく知ってるじゃん!
コードネームは、和音を表す記号で、ファーディ・グローフェさん(ピアニスト)と、ジェリー・ロール・モートンさん(ピアニスト、作曲家、ジャズ創始者)が発案したと言われているの。
ジャズ演奏のときに、リードシート(メロディとコードネームだけ記された楽譜)を使ってアドリブ演奏したりフェイクしたりするのに、とても役立つの。
そこから派生して、今でもジャズだけじゃなく、ポピュラー音楽や、ギターで和音を演奏するときに多用されるよ。
発祥がアメリカだから、英語音名なの。
で、コードネームは英語音名で根音(ルート)を表して、それに和音の種類を表す記号を添えるのね。
「コーンオン?」
根音(こんおん)だよ!根っこの音だよ!
こういうふうに、お団子みたいになってる3つの音で出来てる和音の、一番下で支えてくれてる音が、根音。
上に書いたのは、Cメジャーの和音。
メジャーは日本語でいうと長調の和音ね。
メジャーとマイナーの違いは分かる?
「音の距離とか、明るさ?」
知ってるじゃん!
メジャーは明るい響きでマイナーはちょっと暗い響きに聞こえる。
音の距離は、Cのメジャーとマイナーだけ覚えておけば、応用できるよ。
「ほうほう。」
どの楽器にでも応用できるように話を進めてきたから、考え方はいくらでも応用できるよ。
(ただ、もしギターやベースをやるなら、Cのおさえ方、Gのおさえ方みたいなのがあるから、それを覚えることになるよ。ここでは割愛。)
コードの読み方の規則性は
1.ルートの部分は英語読みをする。♯はシャープ、♭はフラット。
2.和音の種類の読み方
・M、ma、Majは、major(長調の和音)の略。メイジャーorメジャーと読む。
・でも、メジャーは書かないことが多い。
・m、mi、minは、minor(単調の和音)の略。マイナーと読む。
いくつか載せるね。
「しゅごい!とってもわかりやすいです!!!」
ほかにもaug(オーギュメント)とか、dim(ディミニッシュト)とか、triad
(トライアド)とか、sus(サスペンデッド)とか、add(アディショナル)とか、色々あるけど、今は、とばすね。
「うん・・・パンクしそう」
あと、これはおまけで
3.数字は序数で読む。7ならセブンス。でも日本なら通じれば大丈夫だから「なな」って言っても大丈夫よ。
4.ベースを表す斜線(/)はon、オンと読む。
「それは必要になったらまた訊くかもしれないけど、頭の片隅に入れておくね!」
次回、主なコードのつづき〜ピアノの鍵盤に例えて〜
次々回、コードで伴奏ってどうしたら(基礎編)