イケテナイ発言への対応
天高く馬肥ゆる秋
人肌恋しい季節
テレビ番組やインターネット等から拾ってきた言葉で他人を嘲笑する子の存在が特に気になってしまう季節
(一年中気になるけど、気温が下がると心もちょっぴり敏感になる私)
嘲笑する言葉を発する現場に居合わせた場合、
実態に応じてマイルドかつ簡潔に(伝わるように噛み砕いて)伝える。
そうすると、嘲笑発言が減り、被害を最小限に食い止められると考えています。
(特に授業中)
早めに手を打った方がいい。(と思う)
以下、私の備忘録ですが、誰かの参考になれば。
悪気(相手を傷付けようという意図)がある場合も、ない場合も
まず、その子を見る。(やべっという顔をしたらそこで終わることも)
① 短く注意。言われた子のケア。(場合によっては言われた子の気持ちの代弁)
② 「傷付けようという意図を持つこと」や「嘲笑する発言をする」に至った背景をそれまで以上に注意深く観察、話を聞く等。
③ 必要に応じて言ってしまった子へのケアとその後の行動を一緒に考える。
④ 子供たちの語彙が増えるように自分の言葉遣いを含め環境をつくる。
意図があろうとなかろうと、背景はあります。
背景を知るのは次につなげるためにとても大事です。
でもそれが授業中だったら
授業を中断して特定の子とだけ5分も10分も問答することは、他の子の学習を止めることになります。
「胸に手を当てて考えてご覧」と言ってすぐに改めるようなことばかりではありません。(むしろそんなことは少ない)
そこで長いお説教をするのも、これまた学習を止めることになります。それは道徳でも学活でもない。(1年目にやったことがある、反省しています。)
だから「①短く注意」の質を上げることが大事と考えます。
質とは、表情、声のトーン、言葉選び。
特に、悪気がない場合の背景(例)
・流行のいけてるツッコミと誤解
・コミュニケーションの取り方が分からない
・家族等がよく使っている言葉を真似ている
例えばこのような背景があります。(他にもある)
結構、厄介です。
年度の初め等、信頼関係ができていない時に土足で踏み込むと、心のシャッターを完全に下されるか、スルーされます。
そりゃそうだ!例えば出会ったその日に上司から一方的に注意されたら私だって嫌だもの。
伝わる言葉を選んで簡潔にお話しし、しばらく見守りながら信頼関係を積み上げていくのが遠回りに見えて近道で確実。多分。
見守り方や信頼関係の積み上げ方は、またいつか。